作家紹介

大橋弌峰

京都生まれ、京都在住。 古典京雛の名匠、初代大橋弌峰を父にもつ二代目。
雛人形の業界で「名匠」と呼ばれる一人
京都鱗形屋九代目中村太兵衛氏に師事した初代大橋弌峰は、六十余年にわたって京人形、雛人形にこだわり続け磨き抜かれた技を二代目大橋弌峰へと伝授。
父子相伝の技は京雛の伝統をみごとに継承、繊細かつ大胆な表現、そして気品の中から醸 し出される華やかさは、見つめるほどに心を曳きつける深い魅力があります。また、古典雛人形の復元のみならず、有職故実に基づいた巧みな技を新しい分野に 生かした積極的な作品にも意欲的。
正直な物しか作らないし、正直に売る。明けても暮れても毎日人形の事ばかり考えるという職人魂の京人形界の代表的職人。

詳細

沿革
1940年 京都に生まれる
1956年 初代弌峰に師事
1984年 第12回京都府伝統産技術コンクール 入賞
1986年 第13回京都府伝統産業技術コンクール 入賞
1987年 第14回京都府伝統産業技術コンクール 入賞
1989年 通商産業大臣伝統士認定
1990年 社会法人節句人形工芸士認定
1991年 第18回京都府伝統産業技術コンクール 入賞
1992年 第18回京都府伝統産業技術コンクール 入賞
1995年 第19回京都府伝統産業技術コンクール 入賞
2000年 愛染倉にて個展
2001年 社団法人節句人形工芸士展 最優秀
京都府伝統産業振興発展と文化に三世代表彰
2004年 近畿経済産業局長 表彰
2005年 京都府伝統産業優秀奇術者(京の名工)表彰
京都府知事賞 表彰
2008年 社団法人節句人形工芸士展 銅賞
2010年 瑞宝単光章 拝受

こちらは「七番 徳有職唐織親王」有職故実(古来の先例に基づいた装束など)の古典雛

七番 徳有職唐織1

七番 徳有職唐織2

素材、有職文様など忠実に伝統の技法を守って製作され、変わることのない美しさ

七番 徳有職唐織3

京人形と呼ばれるお雛様のお顔は「京頭師」と呼ばれる数人の作家さんによって生み出されています。

それぞれが気高く、美しいお顔で知られますが、こちらは「川瀬健山」作のお顔です。

七番 徳有職唐織4