安藤桂甫
一子相伝でその名跡を受け継ぐ「京雛」の代表格にして、業界の最高峰作者とも呼ばれる
雛人形の業界でその名を知らない者はいないというほど著名な雛人形作家で、「名匠」と呼ばれる一人
古くから高い技能、よい職人が集まり、織物の中心地「西陣」にほど近い京都で継承されてきた伝統技術と古代装束を正確に考証して作られる有職(ゆうそく)雛を忠実に作り続ける「現代の名工」
二代目 安藤桂甫(あんどう けいほ)平安桂甫とも
京都府生まれ。
1943年、立命館大学専門部経済科卒業と同時に学徒出陣。太刀洗陸軍飛行学校に入隊。
終戦後、父・先代桂甫に師事し、人形作りの道へ。
1957年、京人形組合の理事。現・組合相談役。池坊学園教授。
主な受賞・表彰歴
紺綬褒章
京都府伝統産業優秀技術者表彰
京人形組合功労賞
通産大臣指定京人形伝統工芸士表彰
京都市伝統産業技術功労者表彰
京の名工展・春秋会展連続出展
現代の名工(卓越技能者)表彰(厚生労働省)
黄綬褒章
詳細
こちらは桜の花びらが雪の様に舞う美しい生地の「七番 上雪印 正絹金襴襟銀 親王」
安藤桂甫作のお雛様といえば伝統的な有職文様の衣を用いたものが多くございますが、タカツネには古典雛のほか
このような桂甫作のお雛様もございます。
現代の名工、黄綬褒章受賞など名実ともに雛人形業界の第一人者ともいえる「安藤桂甫」
素材、技法ともに古典の伝統に学び、ひとつひとつ手間を惜しまず作り上げた作品はとっても高価
しかしながら、有名百貨店などで毎年のように予定数を販売されるとも聞きます。
可愛い孫に一番良いものを贈りたい。
そのようなお気持ちの表れなのかもしれません
お顔は京頭師「牧原翔山」作
高貴なお顔立ちは数人の京頭師たちが競いあって製作し、それぞれに美しいお顔になっております。