人形司
望月龍翠
人形司
1964年 静岡市生まれ
高校卒業後すぐに老舗人形屋にて雛人形作りを学び、のちに雛人形工房「京雛」にて雛人形士である父・幸彦に師事し雛人形作家として独自の作風を確立、現在に至る。
京都西陣正絹織物を使用した古典的な有職柄の人形を得意とし、また京刺繍や金箔加工などを施した目に鮮やかな作品も積極的に製作するなど新しい試みも続け「駿河雛」に新風を吹き込む。
どの角度から見ても美しいその姿は、計算されつくした色使いと、卓越した技術に裏付けられており「華美」ではなく「優美」な雛人形となっている。
経済産業大臣より指定を受ける伝統工芸品「駿河雛人形」の伝統工芸士
横山一彦
人形司
日本橋のほど近くに現在も工房を構え、製作を続ける関東雛の継承者
先代は広く知られた日本橋玉貞に師事し、関東雛の古典的形状を学び、装束の細部までこだわりを持つ本仕立と称される技法を駆使し伝統と格式を重んじる作風。
立体的な美しい曲線の衣装は江戸の粋を感じさせ、ぱっと目に入る部分だけでなく全体の細部にまで神経が行き届き研ぎ澄まされた美しさがある。
厳しい審眼美にさらされ続けてきた古典の関東雛だけに、妥協のない仕事を感じさせます。
東京都知事認定伝統工芸士