加藤 鞆美
江戸甲冑作家
初代加藤一冑の次男、兄弟に二代目加藤一冑、加藤峻厳と江戸甲冑の重鎮が揃う
初代一冑に師事し十二歳の頃より兄弟とともに切磋琢磨し技術を学ぶ
初代一冑は国宝や文化財に指定されている武具甲冑の模写、修理に功績がありその資料を次代にも残しました。
鞆美氏はさらに博物館や神社、仏閣に足を運び現存する実物の兜を見てまわり、写真撮影ができない中、長時間をかけ図を描きメモを取り、いかに忠実に再現するか日々工夫し続けたといいます。
図面や寸法、製作方法などが残っていない甲冑をより正確に再現する。
甲冑製作の名門の家に生まれながらも、ひたむきな情熱を持ち製作に打ち込んできた職人魂が宿る甲冑を高齢となった今も送り出し続けています。
詳細
三分の一 源 義家兜 紺糸威し
小さな兜ながら存在感ある佇まい
現在でも各工程をほとんど一人で行う数少ない職人
現存する甲冑を研究し、縮尺を変えながらも自らの手で忠実に再現する。